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作品制作概要
BRAILLE CODE(ブライユコード・シリーズ)
点字をモチーフとする「ブライユコード」は、点字を文字の一つとして捉え、
書の立場、晴眼者の視点から点字の視覚美や機能美を表現しています。
宮村弦が放つ墨象表現は、「読む抽象」である。
それは、眼差しの対象であり続けてきた前衛書の動向に棹をさし、現代言語学の根源にある「能記/所記」の恣意的な関係性を極度に知的かつ人工的な手法で明示しようとする。彼が礼賛するのは、詩の言語の下に潜む深層的意味へアクセスしようとしたソシュールなのだ。
知性と感覚を総動員して、コミュニケーションの作法を書き換えるこの暗号の書を享受したい。
栗本高行(美術評論家)














会期:2022年6月10日~ 7月2日
時間:11:00 - 18:00
会場:MORUEIDO JAPAN
主催:MORUEIDO JAPAN